当然の見返り

病院によっては、看護師に対して夜勤手当を支払わないことが当たり前に行われていることでしょう。その病院は明らかに看護師を食い潰そうとしていることがうかがえてきて、夜勤をしたことに対してのねぎらいの気持ちを込めた夜勤手当を貰っていない看護師は、「今月も夜勤手当ゼロか・・・。正直、ふざけるなって言いたいけれど、そんなことを言おうものならば、何言ってんだお前!というふうに逆ギレされるばかりだけでなく、自分のクビが飛んでしまうのが怖いから、文句一つ言えなくて辛いわ・・・」という悲観的な心境をあらわにすることが往々にしてあると思うのです。夜勤手当なんて無くても生きていけると強がっても、まっとうに看護の仕事をしているにもかかわらず、夜勤手当が支給されないという苦々しい思いを抱くことは無理もないことであり、手当の未払いはひとつの社会問題となるのではないでしょうか。その行為が看護師の心を傷つけていくのです。
車通勤をしている看護師が通勤手当を貰っている場合、「車を運転しているときは、看護の仕事のことを忘れてビューッてかっ飛ばしてやろうって気持ちになれるのは、通勤手当を支給してくれることに他ならない。俺はハイオクでガソリン入れているけど、その分を手当で支給してくれるのは嬉しいぜ。ハイオクを入れると燃費が上がるから、俺の気分まで気分上々になってくるぜ」とおっしゃるかもしれないですよね。手当を貰うことで応援歌を聞いた人のように士気が高くなるのは、ごく自然なことではないでしょうか。